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歳時記

おせち料理の意味は?一の重から与の重までの料理や食材の縁起物としての意味

蓋を取ると美しく詰めらたおせち料理に感嘆の声が上がります。

「めでたさが重なるように」重箱に入れることに意味があり
実は、その1つ1つのお節料理にも意味があります。

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おせち料理の意味は?

おせち料理は日本が誇る世界に類を見ない食文化の最たるものです。

おせち料理は良い一年を願う人々の思いが込められた料理
と言っていいのではないでしょうか。

おせち料理 由来は 中身は? 飾りの意味は?こちらからどうぞ

おせちと言えば「重箱料理」が当たり前ですが、重箱に盛り込まれるおせち料理には
それぞれに縁起物としての意味があります。

五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄などを願う気持ちは現代も変わりませんが、
自然の驚異に直接さらされていた昔は今より一層その気持ちは強く
おせち料理にも込められています。

一の重の料理や食材の縁起物としての意味

●祝肴

ごまめ・田作り⇒五穀豊穣を願い「五万米」の字を当てる縁起物です。

        片口鰯を田植えの肥料として使ったところ大豊作となり
        米が五万俵もとれたとされていて、「田作り」とも
        呼ばれていますね。
 
        ごまめは小さくても尾頭付きでこれも縁起が良く
        頭から尾まで完全に揃っていて初めから終わりまで
        全うするという意味を持ち、良い一年が送れることに
        繋がります。

黒豆⇒「黒」は」縁起物と言う印象がないかもしれませんが、黒豆には
   邪気を払い、黒く日焼けするほどにマメに(勤勉)働けるようにと
   願いがこもっています。
   

   道教では魔よけの色として尊重されるのが「黒」なのです。

数の子⇒かつてニシンを「カド」と呼び、その腹子なので「カドの子」となり、
    それが「カズノコ」と呼ばれるようになったとか。
    ニシンを「二親」、又魚卵は卵の数が多いことから子孫繁栄を願う
    縁起物とします。

叩きゴボウ⇒ゴボウは根が地中深く入っていくので、同じように家・家族・家業が
      しっかり根を張り堅固であるでことの願胃が込められています。

      ごぼうは悪い血を取り去る効果があるとされ、叩きゴボウは「開きゴボウ」
      とも言われ運が開くと言う意味も持っています。

● 口取り(紅白かまぼこ・伊達巻き・栗きんとん・昆布巻きなど)
 

紅白かまぼこ⇒紅白のかまぼこで正月のめでたさを表します。
       形(半円状)が、初日の出を表し赤は魔よけや慶び、
       白は神聖や清浄を示します。


       
       
伊達巻⇒名前の由来は諸説あります。

   「伊達」は洒落物であるという意味から、見栄を張る、豪華に見せる
    の意味とされ、伊達巻の見栄えの良さを言い表しているという説。

    伊達政宗が魚のすり身に卵を混ぜて焼いたものを好んで食べたと言う説。

    女性が和服を着るときに用いる伊達巻に似ているからと言う説など。

    形が巻物に似ていることから、知識が増えるようにや学問の成就の願いがある
    と言われています。

栗きんとん⇒元々は中国から伝わりかつては「金飩」と書いて「こんとん」と呼び
      それが「金団」になったと言われます。

      黄金に例えて豊かな一年を願う、金運を呼ぶとされる縁起物です。

お多福豆⇒そら豆のことで「多福を招く豆」で正月早々食べると縁起が良いとされ、
     豆の形がおたふくのふくよかな表情と似ているのもおめでたいとされています。

二の重の料理や食材の縁起物としての意味

●焼き物

鯛⇒「めでたい」の語呂合わせと福の神のえびす様が持つ魚としても有名です。

  関西には「睨み鯛」として正月三が日は手を付けないという風習があり
  そんな話からも特別な魚であることが分かります。

海老⇒その長いひげを老人に例え、茹でると老人のように曲がるので、長寿の願いを込め
   さらに海老は脱皮しながら成長していくので、生命が新たに続いていくことや、
   出世を願うものとされています。

伊勢海老⇒ゆでると真っ赤になりその立派な髭を持つ姿がおせちを豪華に彩ります。

     加えて棘を持つ硬い甲は武将の鎧を思わせ、その名も天照大御神をお祀りする
     伊勢に通じています。

鰤(ブリ)⇒「寒ブリ」と称され、冬場に美味しいとされる「鰤」は
      名前が変わっていく出世魚であり、立身出世を願います。

蛤(ハマグリ)⇒「蛤」は左右の貝がぴたりと合うのは一つしかないことから
        古来「貝合わせ」と名付けられました。

        「一夫一妻の鏡」とされ、別名「夫婦(めおと)貝」とも呼ばれる
        縁起物です。滋養強壮に効果があります。

        
鮑(アワビ)⇒鮑の身は長く伸び、長く続くことを表します。

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三の重の料理や食材の縁起物としての意味

●酢の物

紅白なます⇒紅白の色は水引を表しており、平安を願う縁起物です。

ちょろぎ⇒シソ科の植物で「千代呂木」「千代老木」「長老貴」などの当て字を
     使うことが多く、辞書にはイモムシの蚕に似ている事から「草石蚕」
     中国語では「朝露葱」と書きます。
     元々は中国原産で日本に入って来たのは江戸時代であるそうです。

     韓国ではミミズのことを言うようで節が多くミミズの姿に似ているので
     韓国語のチーロインが訛ってちょろぎになったか中国語を日本読みにしたか
     どちらかのようです。

     ちょろぎはその形が俵に似ているので喜ばれます。
     植物の根をシソ酢で赤く染めたもの。


     
     
酢蓮(すばす)⇒「蓮根」の穴にちなんで、将来の見通しがきくという縁起物です。
        酢蓮は蓮根の酢のものです。

与の重の料理や食材の縁起物としての意味

●煮物

昆布巻⇒「昆布」は多くの語呂合わせがある縁起物です。
    「こぶ」は「よろこぶ」に通じ「養老昆布」と書き、「子生」と書いて
    子孫繁栄にも繋げました。

    昆布は「蛭子布(えびすめ)」とも呼ばれ「えびすめ」は七福神の恵比須様
    に繋がってえんぎがよいとされました。

    又、昆布巻きは伊達巻と同じく巻物(書物)に似た形から
    文化・学問を象徴する意味を持っています。

慈姑(くわい)⇒流通するのが12月から1月で普段あまり目にしない「慈姑」ですが
        おせち料理では代表的な縁起物の一つです。

        食用の球根部分から最初に大きな芽が一本出ることから
       「めでたい」にかけたもので、
        芽が出ていて見た目もおめでたいのです。

        芽が出るようにとの願いが込められています。

        さらに一つの球根にたくさんの子球が出来これが1年の月と同じで
        12個その上、陰暦の13ヵ月のうるう月を設けた年は13個出来た
        と言われています。

八つ頭⇒里芋の品種の一つで、大きな親芋と子芋が分かれずにくっついているのが
    特徴です。
    親芋が子芋を従えた親分のように見えることから、「八つ頭」を食べると
    人の上に立つ「頭」になるとして縁起物とされています。

    里芋も子芋がたくさんつくので子孫繁栄の縁起物です。

金柑⇒「ん」は運に通じる上、財宝の「金冠」を意味しています。

棒だら⇒「鱈腹食べられる」との言われから豊作、大漁を祈願。

其の他

鰹⇒縁起を担いで「勝尾」の文字が当てられます。
  「勝男武士」に通じることにより武士に喜ばれる縁起物とされました。

するめ⇒江戸時代の当て字と言われる「寿留女」は夫婦円満を表します。

    結納でも「寿留女」と字を当て、長い間日持ちがするするめのように
    末長い幸せを願ったり、「喧嘩はするめえ」と洒落たりします。

    噛めば噛むほど味が出る夫婦の象徴とされています。

おせち料理、正月料理には他にも「金」「銀」を使って言葉を組み合わせた
語呂合わせがあります。

「金銀倍増富貴繁盛」と言う言葉にかけ

金⇒金柑

銀⇒銀杏

倍⇒梅貝 梅人参

増⇒鱒、鮭

富貴⇒蕗

繁盛⇒真丈(ねりもの)

「金銀融通」悪寒が滞りなくという意味を込め

金⇒金柑

銀⇒銀杏

融通⇒柚子

「ん」運が付く素材

金柑・銀杏・蓮根・大根・人参・寒天・山椒・ごんぼう等も料理に好んで
用いられます。

まとめ

如何でしたか。

一つ一つに込められた願い。

何だか笑ってしまいそうなのもあったりしますが、それだけ先人達は
真剣だったのでしょうね。

今はお節も随分変化して現代風にアレンジされてきましたが、
古くから伝わるおせち料理の意味を理解し、
これからも伝えるべきは伝えていきたいですね。

子供達もきっとそんな話に興味を持つに違いありません。

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